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パシフィックニュース

走ることをあきらめない!フレックスラン・レンタル

義肢

走ることをあきらめない!フレックスラン・レンタル

パシフィックサプライ株式会社 東京営業所 米澤 靖人

2019-03-23

パシフィックサプライ(株)では、2012年7月より、パッとレンタルのサービスで、スポーツ用義足足部「フレックスランwithナイキソール」の貸出しを開始し、多くの方より、お申し込みを頂いています。
今回は、その利用者のおひとり、手塚圭太様(49歳)に、取材をさせて頂きました。
手塚様は、昨年9月よりフレックスランwithナイキソールのレンタルをご利用頂いています。

手塚 圭太様

これまでどのようなスポーツを経験されましたか

受傷前は、学生時代には剣道を、就職後には競技スキーをしていました。
23歳のときオートバイの事故で左足を切断しましたが、義足になってからも35歳頃までスキーをしていました。その後、仕事の都合でしばらくスポーツはしていませんでしたが、46歳の頃から山登りを始め、目標としていた富士山にも登りました。また、2~3年前からテニスも始めています。
そして、一昨年から切断者スポーツクラブ※ヘルスエンジェルスに参加するようになり、走るようになりました。

※ヘルスエンジェルス
ヘルスエンジェルスは全ての義足歩行者を応援する、切断者を中心とした陸上チームです。

フレックスランwithナイキソールをお使い頂いたきっかけを教えて下さい。

今までは普段の義足で走っていましたが、もっと走りやすいものを使いたいと考えていました。そのときにヘルスエンジェルスの練習会でフレックスランwithナイキソールのレンタルがあると知り、申し込みました。
パッとレンタルは、ホームページからの申し込みで、ストレスなく借りることができました。

足部の付け替えは、技師装具士様と相談し、自ら行います。

トラックで走る際には、スパイクに履き替えています。

お使い頂いたご感想はいかがでしたか

以前の足部は、足を着いたときに強い衝撃があり、腰に負担がありました。その後、バリフレックスに変更し、衝撃はあまり感じなくなりましたが、走りやすくはありませんでした。フレックスランwithナイキソールでは、弾む様に走ることができますね。

レンタルをきっかけに、本格的に走る練習をするようになり、「ヘルスエンジェルス」の仲間と、2時間程度のトレーニングを週4日するようになりました。練習場を借りて、走るだけでなく坂道でのダッシュや筋トレも行っています。

レンタルを始めたときには長距離を走ろうと考えていたのですが、今は短距離の大会で100m走に出場しています。フレックスランwithナイキソールで初めて出場した、はばたき陸上大会(2012年10月7日)では22秒台だったのですが、さいたま交流大会(11月23日)では、18秒88になりました。今年は16秒台で走ることを目標にしています。

今回、取材を受けたのは、私くらいの年齢でも、はじめから無理だと思わず挑戦すれば、いろいろなことが出来るということを伝えたかったのです。私も義足になってから、走ろうと考えたことはありませんでしたが、40代後半になってから、走ることに挑戦しています。

今は、情報が溢れすぎていて、若い人でも、自分が体験する前にわかったような気になったり、諦めてしまう人が少なくない様に思います。義足を履いている他の方たちにも、どのようなことでも初めから無理だと思わず、まずは自分で体験してみて欲しいと考えています。

また、もっと多くの義肢装具士や、病院の先生に、義足で走ることへの知識を持って欲しいとも思います。

ダイナミックなランニングフォーム

さいたま交流大会での走り

お客さまの3Life(生命・生活・人生)の質を高め行動範囲が心身ともに広がることをサポート出来るよう、パッとレンタルサービスを行っています。2012年7月から義肢装具のレンタルも開始しました。製品やレンタルサービスの詳細はこちらをご覧下さい。

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