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バウアーファインド社 インターナショナルトレーニング報告

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装具

バウアーファインド社 インターナショナルトレーニング報告

2007-07-01

ドイツバウアーファインド社は年に3回、「インターナショナルトレーニング」と題し、各国の支店、代理店を本社に呼び、3日間の教育を行います。
内容は、製品トレーニングの他、Corporate Identity(企業活動)、トレーナー養成等多岐にわたるものです。
その中で、80年の長きに渡り扱っているコンプレッションストッキング事業について報告いたします。

1. バウアーファインド社の沿革

1929 ドイツZeulenroda(ゾイレンローダ)に医療用コンプレッションストッキング製造会社として設立。その後、軟性装具、足底装具材料、義肢パーツ、整形外科靴等事業を拡大し、今年設立80周年を迎えます。

2. バウアーファインド社   コンプレッションストッキング

2‐1 コンプレッション療法による効果
静脈瘤やリンパ浮腫などの静脈疾患に対し、適切なコンプレッション療法を行うことで下記のような効果があらわれます。

  • 静脈の逆流を改善
  • 筋肉ポンプをサポート
  • 足の静脈圧迫を下げる
  • 足の血液体積を低減
  • 足の浮腫と軟部組織の圧力を整復

2‐2 下肢用コンプレッションストッキング
ストッキングドイツ国内で流通している医療用コンプレッションストッキングは足関節から大腿部にかけて圧迫値のグラデーションがかかり、その圧迫値は右記の4つのクラスに分けて定義されています。
バウアーファインド社下腿用コンプレッションストッキングはクラス別に必要な機能に加え、素材(マイクロファイバー)、編み方が違うストッキングを揃えています。

予防や軽度静脈瘤用としてクラス1、2のストッキングは4種類(男性用含む)、医療的効果が顕著にあらわれるクラス2、3は4種類のストッキングがあります。
又、独自のサイズシステム(V4+、V6+)により、バウアーファインド社のお客様の80%に適合できる既製品群(8種の太さとそれぞれ2種の長さ)を揃えています。

2‐3 予防や軽度静脈瘤用として(クラス1用、2用)
クラス1、2用のストッキングは、日常を快適にすごしていただく為に、さまざまな色や快適性をマイクロファイバーを使った素材は、快適性だけではなく、その外観も今までのコンプレッションストッキングにはない豊富なカラーバリエーションや美しさ、デザイン性を実現いたします。

2‐4 静脈疾患の術後治療として(クラス2用、3用)
クラス2、3用のストッキングは長期間にわたるコンプレッション療法をより効果的に行う為、耐久性のある素材を用い、高い圧迫効果をもたらします。
完全オーダーメイドによる生産も可能で、適切な箇所での圧迫値は、その効果を最大限に発揮します。

2‐5 上肢用コンプレッションストッキング
クラス2、3用としてフラットニットによる完全オーダーメイド製の上肢用アームスリーブとグローブの製作が可能です。
アームスリーブはトップボーダー、ブラアタッチメント、ショルダーベルトの3種類のスタイルがあります。
又、グローブは5本指タイプ、拇指のみタイプを揃えています。
それぞれ、第一関節の部分があいているタイプです。
フラットニットによる製法、体の自然な形状にあったデザインは、その効果はもちろん、装着時の快適性をもたらします。

圧力分散(例:クラス2)

3. 3D採寸テクノロジー

従来の手技による採寸方法の他、バウアーファインドでは専用技術を用いた、採寸テクノロジーを開発しています。
対象者に採寸専用ストッキングを装着し、専用機に乗っていただきます。
専用機が回転し、専用カメラを通じ対象者のボリュームと周径、長さをデジタル採寸し、その結果がコンピューター上に3次元モデルとして表示されます。

3D採寸テクノロジーにより、対象者に直接触れることなく、正確なボリュームと採寸値が得られ、完璧なフィッティングを得ることができます。
既に世界中の13万人の対象者に3D採寸テクノロジーを採用しています。

3D採寸テクノロジー

セミナーの模様