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パシフィックニュース

医療法人社団甲友会 西宮協立リハビリテーション病院

病院・施設紹介

医療法人社団甲友会 西宮協立リハビリテーション病院

2010-10-01

医療法人社団甲友会西宮協立リハビリテーション病院は六甲の緑に囲まれ、窓からは阪神間の街並と大阪湾まで広がる雄大な眺望に恵まれています。回復期リハビリの専門病院で、チーム医療に重点を置き、「歩ける」「日常動作ができる」だけでなく、以前の社会生活ができるまでに患者様に回復してもらうことを目標にしています。

〒662-0002
兵庫県西宮市鷲林寺南町2-13
TEL 0798-75-3000
FAX 0798-75-3001

病院の理念
~ふたたび自分らしくいきいきと暮らせるように~

病院概要
理 事 長:大村武久(脳神経外科専門医)
院 長:太田利夫(リハビリテーション専門医・整形外科専門医)
病 床 数:120床(回復期40床×3病棟)
診療科目:リハビリテーション科 脳神経外科 内科 整形外科
施設基準:回復期入院基本料1・重症・休日・充実加算算定
日本医療機能評価機構認定(リハビリテーション付加機能)

全景図

展望昼

展望夜

患者様をトータルサポート

救急病院として脳卒中患者様が運ばれる西宮協立脳神経外科病院が西宮市今津山中町にできたのは昭和63年4月。しかし、救急医療で一命はとりとめても後遺症を残すケースは多く、急性期を脱した患者様が充実したリハビリを受けられるようにと平成14年4月、回復期に特化したこの病院が開設されたのでした。太田利夫院長は「全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会」の理事も務められ、質の高いリハビリを実践されています。

その後、「甲友会」グループには訪問看護センター、デイケアセンターも開設され、急性期から回復期さらに在宅医療・介護まで患者様をトータルにサポートする体制が整いました。

チーム・リハビリによるアプローチ

急性期と在宅との間の重要な期間(回復期)を担う西宮協立リハビリテーション病院は、「チーム・リハビリテーション」に力を入れています。

医師はもちろん看護師(61名)、介護職(20名)、医療ソーシャルワーカー(3名)、理学療法士(32名)、作業療法士(33名)、言語聴覚士(12名)ら専門職が1つのチームとなってリハビリに当たるのです。これらスタッフは病棟、さらには階ごとの専従としています。このため「ナース・ステーション」はここでは「スタッフ・ステーション」として、朝の看護師の申し送りにもPT、OT、STらが加わり、連携を深めます。

スタッフステーション

ウォーキング・カンファレンス

週1回は太田院長が主治医、PT、OT、看護師、MSWと一緒に回診する「ウォーキング・カンファレンス」をしています。患者様の生の声を聞きながらそれぞれの立場で意見を出し合い、情報を共有し治療にあたる体制を整えています。
2階フロアのリハビリ室は明るく、やすらぎの空間が漂います。多様なリハビリ機器や装具が完備され、効果的な機能回復訓練が受けられるように整っています。

窓側には足に着けて歩行を支える下肢装具がずらりと並んでいます。長下肢装具と短下肢装具のゲートソリューション(GS)を各種の訓練用にいくつもそろえています。「まず立つということが大事。筋肉がまひしていても、装具を用いて体に重力をかけることは、運動機能を促進させます。そのためには早期に装具で荷重するのがよい、との考えが今は主流」と太田院長。

太田利夫院長

ウォーキング・カンファレンス

リハビリ室

患者様へのアンケート

退院した患者様へのフォローにも注力し、退院3カ月後にアンケートを送付しています。患者様のアンケートをもとに医師、セラピストらで多職種チームを作り、在宅の患者様をきめ細かくサポートする体制を目指した活動に着手しております。

また、現在すでに院内で開講している市民講座にリンクさせた介護講座についても検討しています。今開いている市民講座の場合、患者様の家族や健康な人が対象になっており、退院した患者様が抜け落ちています。この穴を埋めるのが狙いです。

地域医療への課題

訪問リハビリを受けていても在宅になるとどうしても身体の機能はかなり低下します。精神的な要素も大きく、病院にいる間はよかったが、家に帰り自分がいかに「出来ない」かを思い知らされる。落ち込んで外出も少なくなり、さらに機能低下という悪循環をもたらします。

退院し在宅になった患者様の精神的なケアとリハビリ指導が必要、との思いからの取組みです。これからの地域医療の課題克服へ動き出しています。