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パシフィックニュース

がんばろう 東北・関東、そして日本 !

震災特集

がんばろう 東北・関東、そして日本 !

パシフィックサプライ株式会社 代表取締役社長 川村 慶

2011-04-01

我々人類の想定をはるかに上回ったマグニチュード9.0の大地震。我々の文明を一瞬にしてのみ込んでいった大津波、激震により危険な状態になっている原子力発電所、そして人口集中による脆さを露呈した都市機能。悲劇としか言いようがありません。しかし、日本に住む人々の秩序、人間性の高さは世界中を驚かせ、世界に拡がりを見せています。不謹慎かもしれませんが、私の夢の一つでもある「戦争が無くなる」「戦争しなくてもよくなる」に大きく前進したことも事実です。

私は、我が社員のことをソウルパートナー(魂で共鳴できる苦楽を共にする仲間)と呼んでいます。「困った方の役に立ちたい」「手助けをしたい」そう思って我が社の門を叩いてくれたソウルパートナーたちばかりです。「何かしたいのになにもできない」「我々ができることはなんだろうか」と日々胸を痛めております。関東に点在する我がグループの拠点は、身近な貢献として節電をはじめとするエネルギーに関するできる限りの節約を徹底します。被災地以外に点在する拠点は、救援のために手薄になった警察や消防、救急、医療の手を少しでも煩わせることのないよう、安全運転、安全作業を徹底し、自己管理に努めます。地味ではありますがこれもまた立派な支援です。

次にできることが何年かかるか判らない復興支援です。東北におられるお客さまや、お客さまの自律支援に尽力くださっているグッドパートナーさまに対して、我々ができる復興支援は何でもやっていきます。甚大な傷を負った東北の「まち活かし」「ひと活かし」に貢献できるお手伝いを、【支える】【育む】【つなぐ】これらのプロフェッショナルである全ソウルパートナーの知恵を今こそ結集させ実現します。

「がんばれ!」ではありません。「がんばろう!」です。我々も東北の方々とともに、復興に向け共に命懸けで頑張ります。被災された方々の“3つのLife(生命・生活・人生)の質”を最後まで絶対にあきらめない。この強い思いを我々が体現し、実現し続ける“国民の模範”になり得る姿を広く見ていただきます。我が国の心の美しさを揺るぎないものにするのが、この震災で天命を全うされた方々への恩返しになると私は信じています。

2011年3月17日

東北関東大震災 被災地域の皆さまへ

弊社は社長川村の方針の下、全力をあげて皆さまとともに被災地域の復興を支援いたします。
全ての社員が、皆さまが今おかれている状況や被られた災禍、これからのご苦難を思い、
全力をあげて応援をしてまいります。

私たちは、東北関東復興支援事業に着手します。

目的は、震災地域の今後の復興において欠くことのできない、義肢装具、補助器具の供給事業者さまへの支援を行い、皆さまとともに地域復興に貢献することです。

現在の物流状況、人的被害状況、物的被害状況から、義肢装具・補助器具の供給が、現在はもとより、中長期的に不全状態になることが予測されます。

その対策として、大阪にある弊社の物流、製造機能により供給事業者さまへの支援を行い、地域振興に不可欠な義肢装具・補助器具供給の早期健全化に貢献いたします。

具体的には

  1. 弊社購買・物流部門が、被災事業者さまが必要とする商品・材料の調達代行を行います。
  2. 弊社グループ会社川村義肢の本社工場が、東北・関東地域向けの義肢装具の代替生産を行います。
  3. 代替生産実現のために、川村義肢工場を代替利用できるよう貴社義肢装具士や製作技術者の研修を積極的に受け入れます。
     

    また、不測の事態の場合に、まず貴社社員を受け入れ、その後、研修計画を協議するなど柔軟かつ迅速な対応を行います。

    研修実施の際に必要な、移動、宿泊などの手配、受け入れ体制を整備します。

  4. 貴社の必要に応じた、短期、中期、長期の研修体制を整備します。
  5.  貴社が必要とする製品供給が確実に可能であるか、製造工場ラインの供給能力を提示いたします。
  6.  義肢協会や支部との連携、西日本の製作所さまと連携した製品供給体制づくりにも努めます。
  7. 全ての事業がお客さま本位となるよう、被災事業者様の正確な現状と、ニーズの把握を行います。


私たち、パシフィックサプライはこれまで多くの困難を、東北や関東の皆さまの支援により乗り越えてまいりました。これからの東北関東復興支援事業は、私たちが当然果たすべき責務であります。

本事業は透明性と復興支援を第一義として、皆さまとともに全力で尽くして参ります。

2011年3月17日