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第39回日本義肢装具学会 学術大会活動レポート

活動レポート

学会・展示会・講習会

第39回日本義肢装具学会 学術大会活動レポート

2023-11-28

2023年10月28日(土)~29日(日)に開催された第39回日本義肢装具学会学術大会、パシフィックサプライブースへの多数のご来場、誠にありがとうございました。両日ともに非常によい天候に恵まれ、10月末にも関わらず汗ばむほどでしたが、会場内も熱気にあふれていました。パシフィックサプライは、スポンサードセミナーおよびブース展示で参加いたしました。

 
スポンサードセミナー

即時装着可能なソケット技術-コネクトTFとダイレクトソケット


はじめに弊社の橋本より「ダイレクトソケットとコネクトTF~即時装着可能なソケット技術」と題して、総論的にソケットデザインの変遷をふりかえりながら、ダイレクトソケットとコネクトTFの利点が述べられました。加藤先生からは、「コネクトTFの試用試験」として、断端成熟後の周径変化によって起こる問題と、3名の大腿義足ユーザーにコネクトTFを試用した症例をあげながら、コネクトTFの可能性についてご発表いただきました。町井氏からは「新規大腿切断者に対するコネクトTFの症例紹介」として、コネクトTFを使用することによる義肢装具士への利点や、コネクトTFから仮義足、本義足へ移る際の課題について報告されました。佐野氏からは「ダイレクトソケットを使用した下腿義足製作の症例」として、4つの症例をあげながらダイレクトソケットの利点や、製作時の注意点について報告されました。フロアからは「コネクトTFやダイレクトソケットは本義足になりうるか」「NUソケットに近い体重支持のコネクトTFが、高齢の方に対応できるのか」「1~2日で完成するダイレクトソケットは、離島などの方に非常に心強いのではないか」などの質問や感想があがり、即時装着可能なソケット技術に対する期待がうかがえました。
 

展示ブース

オズール

 

コネクトTFとダイレクトソケット、Icerossライナーを展示。断端周径変化に合わせてソケットサイズを変えることができるコネクトTFは、サイズの調整方法や適するユーザー像、導入方法など、たくさんの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。装着する義足モデル様からの「成熟した断端でも日内での周径変化があり、ソケットが合わない時もあるため、サイズを簡単に変更できるのはとてもありがたい」といった言葉に、多くの方が納得しておられる様子でした。

また、Icerossライナーでは、「交換のタイミングは?」「シールインでの懸垂に不安はないか」「新規切断者に適したライナーの候補は何か?」などの質問を多くいただき、ユーザーに適したライナーを提案できるように、熱心に情報収集をされる様子が伺えました。また、初めてライナーに触れる学生さんも来場され、複数のライナーを触って比較したり、モデル様へ着用感を聞いたりしておられました。

 

ターボメド 

 

カナダにあるターボメド社よりステファン副社長も来場され、積極的にお客様とコミュニケーションを取っておられました。長年愛用しておられるモデル様から「ターボメドを使用してから、背屈の筋力が少し回復しました。もうターボメドがないと、スポーツができません」というお言葉が。それを受けたくさんの方が試着され、「勝手につま先が上がり、歩きやすい」「オルトップなどの対象者の新しい選択肢となりそう」など製品の特長を実感しておられました。

 

トランクソリューション


トランクソリューションは体幹の伸展かつ骨盤を前傾させ、インナーマッスルの活動を促す体幹訓練機器です。試着体験されたお客様からは「体幹が持ち上げられているのがよく分かる。歩行練習の中で装着しているだけで、あまりアプローチのできない体幹の問題を改善できそう。その間に下肢のリハに集中できるのではないか」「院で導入したい」などの感想をいただきました。

 

Keeogo(キオゴー)


Keeogoは下肢に装着し、膝の動作をサポートする歩行補助機器です。一見、装着が大変そうに思えますが、コツを覚えることで、短時間で装着でき、重さも感じづらくなります。試着されたお客様からも、「歩行だけに限らず、様々な動作の練習に使えるのは良い」「装着時間も比較的短く、使い易そう」という声をいただきました。来場者が装着されるたびに、周りに人だかりができ関心の高さがうかがえました。
 

オルトップ セントラルファブリケーション事業


 オルトップ セントラルでは、ドクターや義肢装具士など、たくさんの医療関係者にご来場いただきました。ドクターからは「自分の院で導入するにはどうしたらよいか」「高額医療控除などで申請できるか」など、導入に向けた具体的なご相談を多くいただきました。義肢装具士の皆様からは「短納期の重要性は理解しているが、そうなるとマンパワーが必要。ただしすぐの増員は難しいため、今まで短納期ではできないと諦めていた」「オルトップセントラルと契約すると、製造の仕事が減ってしまうのではないか、導入している会社はどのようにしているのか」など、経営的な課題解決について関心をお持ちの方が多くご相談に来られました。

 


様々な方からご相談をいただいたり、情報交換をさせていただいたり、大変有意義な大会となりました。
展示員一同、心より感謝いたします。

弊社の製品やサービスをもっと知りたい、試してみたいと思われた方に向けた関連サイト集を用意いたしました。
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引き続きパシフィックサプライをよろしくお願いいたします。