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パシフィックニュース

支援学校における移乗用具モーリフトの活用について

リフト・移乗用具

支援学校における移乗用具モーリフトの活用について

支援学校における移乗用具モーリフトの活用について

支援学校における移乗用具モーリフトの活用

パシフィックサプライ㈱ 卸事業本部営業部 北田篤史

2017/8/17

生徒の皆さまも、成長期に入ると身体も大人同様になります。と同時に保護者、介助者、教職員の負担は増えてきます。医療・介護現場だけではなく、支援学校の教育現場においても“教育に携わる方々の腰痛をなくしたい”と私たちは願っています。

神奈川県立麻生養護学校でのリフト活用

神奈川県立麻生養護学校さまにてMolift床走行リフト ムーバ―180をご利用頂いております。担任の先生にご利用状況やご感想を拝聴する機会をいただきましたのでご紹介致します。

 

Q:麻生支援学校さまでリフト導入した経緯を教えて下さい。

A:導入は約2年前になりますが、当時赴任しておりましたPT(理学療法士)の提案で導入が始まりました。最初は教員にリフトについての知識が十分なかったので「体験会」を催し、リフトの機能を知った後に導入という運びになりました。

 

Q:導入に際して先生方の受入れはいかがでしたでしょうか?

A:初めは戸惑いもありましたが、女性職員でも利用できるところは大きなメリットですのでその点で受入れには前向きだったと思います。


 

神奈川県立麻生養護学校

生徒にとっても安心の移乗介助

リフト活用の効果について

Q:リフト利用の効果をどのように感じておられますか?

A:本校中高等部では同性による介助が基本となっているのですが、体格の大きい生徒の場合、どうしても女性での介助は無理が生じてきます。また同性の場合でも複数名での介助が必要な場面ができてきます。それに比べてリフトを使用すれば女性での介助も可能なので、方針に合った介助ができます。


また、生徒にとっても安心して移乗介助を受けられる事がメリットです。Sさんの場合は昼食後電動車椅子から床への移乗する際にリフトを利用しているのですが、抱えあげの介助は職員に負担をかける事を気にして、なかなか言い出せない事があったようです。リフトを使うようになって、言い出しづらいという事が無くなったようです。生徒に気を遣わせずに済む事が効果としては大きいです。また、移乗の際も顔を見て、コミュニケーションをとりながら作業できる事もお互いのゆとりを生んでいると感じます。

 

Q:生徒のSさんに質問です。リフトで吊られる事は怖くなかったですか?

A:怖くないと笑ってこたえてくれました。Sさんの場合、自宅でもリフトを利用しており、抵抗感も全くない様子でした。また、抱えあげの介助に比べてリフトのスリング(吊り具)は身体との接触面積も多く快適に乗っているようです。


 

コミュニケーションをとりながらの移乗

校内における情報の共有

Q:校内で機器の使い方についてて情報の共有はいかがですか?

A:当校では毎年、送迎バスのリフトやその他の福祉用具を含め、使い方について集合研修を行っています。現在Sさんのクラスは4名の担任が担当していますが、リフトは誰でも使えるようにしています。

リフトには作業手順書がぶら下げてあり、いつでも確認できるように工夫がなされていました。
 

Q:対象の生徒を選ぶ基準はありますか?

A:特に明確な基準はありませんが、やはり体格の大きい方が対象になり、現在はS君を中心に使用しています。また、高等部でも2名の方に使用しており、必要な時には高等部に持っていって使用しています。Sさんも来年から高等部になるので、その際はリフトも高等部に移す予定です。

いつでも確認できるように工夫

作業手順書

今後の課題

Q:リフトを利用するにあたってのご家族への説明はいかがですか?

A:Sさんの場合は面談時にご相談して了承をえました。その他の生徒に使用する場合も連絡帳や面談の機会を利用して説明しており、今まで拒絶される事はありませんでした。

外部からの見学者の方々からもリフトを利用している事を見て「いいね」と言って下さるケースがあります。リフトは使わなければ場所をとる大きな邪魔なモノのなってしまいますが、使っている場面をご覧いただくと有効な機器と思って頂けるのだと思います。

 

 

今後の課題

インタビューの際も実際の活用場面を再現頂きましたが、手馴れた流れでSさんに話しかけながら安全に移乗介助を行って頂きました。

「先生もいずれ転勤されると思いますが。新しい赴任先でリフトが無かったら困りますね」とお聞きすると「その際にはここで体験したリフトの有用性を発信できると思います。」とお答え頂きました。

お子様の成長につれての移乗時の負担や不安はご家族にとっても課題であるとうかがいます。学校でのリフト活用や情報を共有する事が課題解決のヒントになると考えますので今後もご利用の事例を皆さまにお伝えしていければと存じます。

安全な移乗介助1

安全な移乗介助2

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