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パシフィックニュース

いつもベッド上にある移乗用シーツがもたらした、利用者の安心幸福と医療従事者の負担軽減

リフト・移乗用具

環境整備

いつもベッド上にある移乗用シーツがもたらした、利用者の安心幸福と医療従事者の負担軽減

サテンシートを導入して

パシフィックサプライ株式会社
新規事業開発推進部

2024-08-16

エタック社は、利用者のQ.O.L.向上と介護者の安全な労働環境を維持向上するため、介護用リフトブランド「モーリフト」に加え、電源を必要としない移乗用具ブランド「イメディア」の製品を多数提供しております。その中の一つ、ベッド上で利用者自身が体を容易に動かすことを助ける“サテンシート”シリーズについて、利用者と介護者双方に与える影響を実感したオランダの作業療法士 テッサ・カーステンさんの声をご紹介いたします。

~はじめに~ イメディア(Immedia) サテンシートシリーズ “In-bed” システムとは?

移動が困難な利用者のために

イメディア サテンシートは、自立した利用者から全介助の利用者まで、ベッド上での寝返りや体位変換を容易にするよう設計された、摩擦の少ないサテン素材を使った “In-bed” システムです。
「必要な時に用意する」という一般的な移乗用具と異なり、「常に利用者のベッド上に設置しておく」のが “In-bed” システムです。利点としては、移乗の都度シートを敷いたり外したりする必要がないことが挙げられます。安全な作業環境を確保するためには、スムーズに用具を使用できることが重要です。

〇サテンシートの特徴
『ベースシート』をベッドマットレスの上に直接敷き、その上に『コンビシート』や『アシストシート』を敷くという2層構造になっています。




サテンシート( In-bedシステム ) は、2つの大きな課題を解決します:
- 無理なく摩擦を減らした介護ができるため、介護者の負担が軽減され、労働災害が減少する。
- 利用者にかかる剪断力が軽減されるため、圧迫による損傷(褥瘡)のリスクが軽減される。

イメディア In-bed システムは、認知症や移乗時に不安を感じる利用者、脳障害、痛み、褥瘡、肥満を抱えている方にも適しています。

オランダのパーメレンドで働く作業療法士の声

作業療法士 テッサ・カーステンさんはオランダのパーメレンドにある個人向け医療介護サービスを提供する会社で楽しく働いています。彼女は、イメディア サテンシート In-bedシリーズが、医療従事者と入所者の双方にとって多くの利点があることを実感しています。




2008年以来、テッサ・カーステンさんはオランダのパーメレンドにある介護サービス事業所で作業療法士として働いています。この事業所は高齢者ケアとリハビリのスペシャリストとして、利用者の自宅や27か所の事業所で個人向けの専門的なサービスを提供しています。
同事業所は数年前からイメディア社のサテンシートシリーズをベッドに導入しています。テッサさんは最初、サテンシートシリーズに少し懐疑的でしたが、今ではすっかりファンになっています。

テッサ:「イメディアの In-bed システムを知ったとき、どんなメリットがあるのだろうと疑問に思いました。しかし、今では、実際にその効果を実感しています。同僚の看護師にも入所者にも良い効果が出ています。」

自立心を取り戻す

彼女は、イメディアのIn-bedシステムがそれまでの移乗用具と比較し大きな違いを生んだ様々な実践例を挙げています。

テッサ:「いい例が、ヴェルクルースト・ヴァン・デ・ヴィアヴォルストさん(写真)です。自立をあきらめず挑戦し続ける入所者です。彼女は夜、ベッドで寝返りが打てなくなり、夜の睡眠に影響が出ました。その結果、朝には体が痛くなることもありました。ベッドサイドレールから昇降用ポールまで、あらゆるものを試しましたが、うまくいきませんでした。そこで私はエタック社のジョン・ウォーカー氏を招き、解決策についてアドバイスをもらいました。ジョンはイメディア サテンシート・ベースシートを勧めてくれました。ヴェルクルーストさんはすぐに大きな変化に気づき、寝返りが打てるようになりました。彼女は文字通り、目に涙を浮かべていました。

わずかな違いに見えるかもしれませんが、そのわずかな違いが人の幸福に大きく影響します。ヴェルクルーストさんは自立心を取り戻し、今ではぐっすり眠れるようになりました。さらに、寝た状態から座った状態への移動が容易になりました。医療従事者にとっても、このような動作を介助する必要がなくなることは理想的です。その結果、サテンシート・ベースシートを使用するお客様が増えました。」

身体的負担の軽減

同事業所では、より多くの手助けが必要な人のために、サテンシートのIn-bedシステムを導入しています。「仕事量に大きな違いがあります」とテッサさんは言います。「私の同僚の医療スタッフは、仕事中の肉体的負担がかなり軽減されました。また、利用者のためにもなっています。例えば、認知症でよく不安を感じている人に使います。常にベッドに設置されているIn-bedシステムなので、利用者にとってはずっと快適です。利用者の不安が減り、介護抵抗が少なくなれば、スタッフにとって非常に働きやすい環境になります。」

日々の小さな変化

イメディア サテンシートを使用する際に正しい姿勢をとることは、今も昔も注意すべき点です。
テッサ:「介護者は、肩や腕で引っ張るのではなく、前方の足から後方の足に体重を移動させて引く。肩や首、背中に負担をかける物理的な力の代わりに、自分の体重を使うのです。このことをお互いに言い聞かせ、指摘し合うことが、やがて新しい日課になるでしょう。
 

イメディア(Immedia) サテンシート 対象者との組み合わせ例

パシフィックサプライ株式会社では、マットレスに直接装着するベースシートと、ベースシートと組み合わせて使用するコンビシート、アシストシートを取り扱っております。自立した利用者から全介助の利用者まで、状態に合わせて組み合わせてお使いいただけます。

詳しい選択方法や組み合わせ方は、トピックスページを参照ください。


 

選択ガイド

組み合わせ

サテンシート・ベースシートは、寝返りや体位変換のために、部分的に摩擦の少ないエリアをつくります。自立した利用者が単品で使用することができます。コンビ/アシストシートは、さらなる低摩擦と、介護者がより人間工学的な介助動作を行いやすくするために選ばれます。

サテンシート・ベースシート
マットレスに直接装着するサテンシート・ベースシートから始めましょう。ベースシートの中央には低摩擦のサテンエリアがあり、ご自身で左右の動きを可能にします。

ベースシート+アシストシート
左右の移動に介助が必要な部分介助の利用者には、アシストシートを追加してください。アシストシート単体では機能しません。

ベースシート+コンビシート
全方向への移動に介助が必要な全介助の利用者には、サテンシート・コンビシートを追加してください。コンビシート単体では機能しません。

~おわりに~

今回、ご紹介したサテンシートシリーズについて、トピックスページにて詳細をご案内しております。またデモ機もご用意しております。ご要望の際は、各製品ページよりお申込みください。
 

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